sea
ゆう子:はい。今回のアルバム唯一英語のタイトルsea。
健 太:あ、そうですね。英語のタイトル&英語の歌詞。
ゆう子:今回のアルバムね、全体的に海、水だなって、水モノだなっていうふうなことにしてて。ラウンダバウトーお散歩だけがちょっと違う…スキップも違うっちゃ違うけど、でも全体的に水の臭いをさせてたので、このseaを一番最後に持ってきてっていうのは割と最初の段階から思ってはいたんだけれども。
健 太:うんうんうん。
ゆう子:だけれども、seaが一番難産だったんです。
健 太:ああー、なかなかどうするこの曲?って感じだったんだ?
ゆう子:歌詞がね。曲はほら毎回健太さん曲作るの早いから、作るってなったらばっと作ってばっとくれるんだけど、私が今回全体的にすごい難産で、特にseaが本当に出なくて。長いことこねくり回しちゃった。最初は日本語の歌詞で考えてたの。
健 太:はいはいはい。
ゆう子:でも何もはまらないし、どうしてもこう、見えなかったんだよねストーリーが。で、ある時メロディー的にもこれ英語じゃない?って思って、そう思ったらスルッと世界観ができて物語ができて。英語だってなってからは早かったの。
健 太:ああ、そう。やっぱりあれだったんだね、曲の導き的には日本語じゃないっていうのが、なんかわかんないけどなんか日本語は違うっていうのがあったんだね。
ゆう子:それで出なかったんでしょうねきっとね。いろんなものを書いては消し書いては消し詩の世界作っては消しみたいなのをして。もうこんだけ出ないんだから世界なく書き始めてみよう!…書けねえ。みたいな。そんなようなこともしてたの。
健 太:ああ~うんうん。
ゆう子:ああー出ないー!とかしてたら、こんな感じに。結果的にすごく好きこの曲。
健 太:いい曲ですよね本当。メロディーラインもちょっとね、特徴的なの。段々上がっていく主旋律が。ーこれは作ったときはね、サビからできたのかな。サビができて面白いなと思って。
ゆう子・健太:にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ~って(サビのメロディ)
健 太:これは車で走ってるときになんかメロディ出てきたと思って録音して、家帰って整理したときに、ああこれAメロじゃねえなと。よくよくやってるうちに、あこれサビに持ってきたほうがいいなって。じゃ次Aメロ戻ってみようって。だからこれ、サビAメロBメロの順番でできた、面白い曲。
ゆう子:へえ~そうなんだ。
健 太:初めにサビができてAメロできたときに、まだBメロできてないから、これで合うのか合わないのかなんとなくやってみたの。1番終わったテイとして2番頭に行ってみて。で、うーん、大丈夫かなって(笑)
ゆう子:(笑)
健 太:Bメロができたときにそれがいい繋ぎになってて。あ、Bメロが入ると、サビとAメロ合うなと思って。いい感じでBメロくんが繋ぎ役してくれたっていう曲だね。
ゆう子:あとで繋いだとは思えないぐらいスルッと行くBだよね。AきてBきてCで上がる、みたいな。いい感じ。
健 太:うんうん。
ゆう子:後これもアレでしたね。音源がハナウタ。ハナウタシリーズでしたね。
健 太:ハナウタ
ゆう子:まあ~それも苦しい要因でしたね。
健 太:そうだよね~!
* * *
健 太:これはさ、波の音も上手く使わせてもらったりとかしてね。
ゆう子:うん。
健 太:ライブの時はさ、ユーコちゃんが効果音ザザーって。
ゆう子:やんないよ。
健 太:(健太さんお手製のオーシャンドラムを回す手振りで)ザザーって
ゆう子:やんないよ。
健 太:ザーを。やってくださいよザーを。
ゆう子:…じゃあいつかやるかもね。
健 太:(笑)まあそんな感じのラスト曲でございます。