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No.3

健太:はい、No3
ゆう子:いやあ…
健太:No3は大変だったと思う、要望があったからね。
ゆう子:難曲でした。
健太:曲作った時に、メロディラインからして絶対日本語じゃないなってのがあったの。英語でやりたいって。で、尚且つ無謀にものっけからハモって行きたいって。
ゆう子:そうそう言ってたね。
健太:なんとなくね。作ってる時から、もう鳴ってたのよそのパートが。それで、曲ができた上でユーコちゃんにも「すまん、ごめん、全部英語にして」って。
ゆう子:そうそうそう。「英語の歌詞で。のっけから俺ハモるから」って。
健太:と言ったのにさあ、英語きたらまあ〜〜、口まわんねんだよお。
ゆう子:(笑)
健太:これ難しいわあ〜〜〜
ゆう子:難しかったわあ。
健太:難しい英語だったよお。ねえ。
ゆう子:自分で歌詞作ったのに自分でも難しくて(笑)
健太:ユーコちゃんで難しいんだから俺なんか到底、大変だったよねえ。
ゆう子:いやいやいや (笑) いやあー文法間違ってたらどうしようとか思いつつね。
健太:ああ。
ゆう子:だからね、なんかあんまり… 歌詞を上げるの恥ずかしいんだけどさ。
健太;平気平気。歌詞の内容的にもね、この曲にあってると思う。
ゆう子:うん。
健太:よく歌詞であるさ、あなたが好きでどうのこうのって言う、そういうんじゃなくて、もうちょっと違う視点から来て欲しいなと思ってたからまさにその通りになってるし。
ゆう子:まあ…私がそもそも”あなたが好きでどうの”っていうのあまり書かないからね。
健太:ね。まあでもね、この曲は異色。
ゆう子:異色。
健太:異色だね。で、どっちかっていうとロックテイストな感じにアルバムは仕上がってて、ああなるほどなあと。自分の中ではさほどロック的なテイストにするってのはあまりなかったの。
ゆう子:ああそうなんだ。
健太:でもある方の助言で、これもっとガーンとくるギター入れた方がいいんじゃないのって。なるほど、そういう手もあるか、と思って。それでやってみたら、どハマり。
ゆう子:そうそうそう。すっごい。すっごいギターかっこいい。
健太:ま一応ね、こちら本職でございますから。
ゆう子:知ってますよ知ってますよ。
健太:だからね、割とすんなりできた。
ゆう子:今回は全員一緒に録れるわけじゃなかったから、バラバラと録って重ねて重ねて重ねてみたいな感じで。で、そこまでの段階でできたものを聞いて、それを受けてさらに重ねてみたいな録り方をしててね。それで私が歌って、最後にギターを入れて。
健太:そうだったね。一番最後だった。
ゆう子:できた段階のラフをエンジニアさんにとりあえずもらって聞いて、って毎回してたんだけど、最後にギター入れたもんだから結構ギターが大きめなラフをもらって、それが私お気に入りで。
健太:ほう。
ゆう子:ギターキタキタキタキタ!みたいな (笑) だけどまあギターが主役な歌ではないから、ちゃんと抑えて製品になってるんだけど、でもその「ギャーキタキタ!」っての聞いちゃってるから、「あう…引いちゃった勿体無い」みたいな (笑)
健太:あそうか。まあそれはそのバージョンとしてね。いいじゃないの、秘蔵音源ってことで。
ゆう子:秘蔵音源!


ゆう子:でもほんっとに難しかった。歌のあり方が難しかったの。
健太:ほうほう。
ゆう子:どういうアプローチで歌ったらいいのかがほんとに見えなくて。ほんとはね、これ、割と早くできてたから、他の曲たちと同じくらいにはできてたから、ライブでやりたいやりたいって健太さんすっごい言ってたんだけど、
健太:はいはい。
ゆう子:とにかく私が見つかってなかったから、「ちょっと待ってちょっと待って」って言って。
健太:これは大変。その意味がほんとよくわかった。
ゆう子:わかったでしょ。
健太:うん。自分で歌ってみてほんとよくわかった。
ゆう子:難しいでしょ。
健太:難しいどころの騒ぎじゃない。今まで自分が歌ってきた中で一番難しい。はたから聞いたら英語かどうか絶対わかんないと思うもん。
ゆう子:(笑) いやだってあれメロディも難しいもん。まあ私がね、それに更にそういう歌詞をつけてしまったのかもしれないけれどもまずメロディが難しいものあれ。
健太:ああーそうですねえ〜。まあでもNo.3は異色だけどこのアルバムの中では一発ボーン!てくる、インパクトという部分では絶対欲しい曲だった。
ゆう子:うん。
健太:前のアルバムで言うとアルフ(Alf Laylah Wa Laylah)みたいなね。
ゆう子:うんうん。
健太:そんなテイの立ち位置の曲かなあ
ゆう子:わかるわかる。だから結構、好き。
健太:あそうすか。これはあれだねえ、バンドでやりたいね。
ゆう子:バンドでやりたいね。健太さんはどっちを弾くんだろ。
健太:俺は、バンドだったらエレキだね。
ゆう子:うんうんうん。二人だったらアコギだよね。
健太:二人の場合はね。
ゆう子:いやあーエレキでがおーってやって欲しいよこれ。
健太:そすよ。がおーですよ。これがおー系ですよ。
ゆう子:がおーってやっちゃってーがおーってやっちゃってー。いっちゃってー。
健太:そうだね。そういう感じ。
ゆう子:楽しいねえ。


ゆう子:これさ、そのまま音だして聞いても欲しいけど、ちょっと音大きめでヘッドホンで聞いてほしい。
健太:ああそうね。それ一番いい。
ゆう子:ね。
健太:あのね、フェイドアウト間際にね、
ゆう子:そう。色々ありますね。ギターがあっちいったりこっちいったり。あと私がちょっとやったりとか色々あるんで。
健太:そうそうそうそうそう。
ゆう子:是非ちょっと大きめの音で。イヤホンじゃなくてできたらヘッドホンで。
健太:ヘッドホンでガーッと聞いていただければと。お薦めの一品でございます。
ゆう子:一品 (笑)

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