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aurora

健太:あの曲はね、イメージ的に最初に何ができたかっていうと、メロディじゃなかったんだよね
ゆう子:どこらへんだったの?
健太:珍しくね、ギターのイントロのフレーズ。このフレーズを使いたいなってのが出てきたの。
ゆう子:へえ〜!
健太:トンタカトカトカトンタカトカトカってやつ
ゆう子:トンタカトカトカ (笑)
健太:あれがファーっと出てきて、そのうちこれはいいなNightOwlで使いたいなと思って。で、何回かこれを繰り返して弾いているうちにメロディが段々段々出てきて。
ゆう子:うんうん
健太:っていう形だったの。
ゆう子:ふう〜〜ん
健太:で、実はね、もう一箇所メロディパートを作ったんだけど、やってみたらなんか too much な感じがしたの。
ゆう子:どこらへんに入る感じだったの?
健太:サビの後にAメロに戻るんだけど、その間に一回入ってたの。実は。
ゆう子:ほおーーー。全部に?
健太:うん。
ゆう子:ほう。
健太:それで聞いてみたときに、なんかね、余計だなって思ったの。
ゆう子:はあはあはあ。もう考えられないもんね。
健太:考えられないでしょう?
ゆう子:考えられない。
健太:自分の中で何回かやってみて「これはいらないな」って思って。
ゆう子:ふう〜ん。
健太:…ということがあって、出来上がった曲だったの、実は。


ゆう子:作詞の方はね、なんかあの時期は朝早く犬に叩き起こされて、庭を走らせて寝かせなきゃいけない時期だったのね。
健太:ほうほう (笑)
ゆう子:(笑)毎日ほんっとに明け方、明け前から、「あああ…」って死にそうになりながら、月とかの下で犬を遊ばせてたのね。
健太:はあはあ。
ゆう子:ああなんか白々と…空が白んできたなあ…みたいなのをずうっと見てたので。そのまんまの情景をね、蒼くなって、紅くなって、どんどん色が落ちて白くなって、で、朝になってく、みたいな情景を表現したくて。それと、あの時って割と追い詰められている人が多かったのね。大丈夫だよって、大丈夫じゃないかもしれないけど、今は真っ暗で見えないかもしれないけど、でも大丈夫だよって言ってあげたい人が何人かいて。それもあってね、私的な応援歌なのあれは。
健太:おお。
ゆう子:そういう歌なんですわ。
健太:なるほどねえ。


健太:初めにさ、もらったときに、文字をみたときに、「アウローラ」って読めなかったのね。
ゆう子:そうだよね。
健太:オーロラって読んで。
ゆう子:うんうん。auroraって書いて、「オーロラ」って普通は読むんだけど。あのタイトルはラテン語の「アウローラ」からとったのね。
健太:みたいですよね。
ゆう子:そう、「オーロラ」を別の読み方にしているのではなくて、ラテン語で「夜明け」という意味で。
健太:「新しい幕開け」みたいなね。
ゆう子:そうそうそう。「夜明け」を調べて、で、ラテン語のこれがいいやって「aurora」と決めたの。
健太:で、奇遇なんですけど、今回新しいギター買って名前をつけようとなったときにね、イタリアのギターなのでじゃあイタリアの女の子の名前で人気があるやつを調べてみようっつったら、なんと三番目にね、アウローラって。
ゆう子:そうそう (笑) アウローラちゃん (笑)
健太:あったもんだから、うちの新しいギターはアウローラちゃん。
ゆう子:アウローラちゃん。
健太:通称「ローラちゃん」って呼んでますけどね。
ゆう子:ローラちゃんなのね。いいね。
健太:もうね、すごいですよ。こういうことがあるんだって。
ゆう子:そうそうそう(笑)


ゆう子:auroraはね、曲もさ、わああーってこう登ってくしさ、わああーって、開けるような感じの曲だなって思ってたので、そういうような世界観にしたんだけど、プラスね、健太さんにコーラスを頑張って欲しかったの。
健太:ええ大変でしたよ。
ゆう子:あの曲はね、コーラスがメインくらいの気持ちで。大サビのところは健太さんがメインで私がコーラスですくらいの気持ちで。そういうのをね、すごくやりたかったから。
健太:キーが、高い高い
ゆう子:キー高くてね!ごめんね。
健太:高い高い!
ゆう子:ごめん〜
健太:ユーコちゃんはね、女性ボーカリストの中でもキー高いから、すごい大変。
ゆう子:大変?
健太:合うところを探すのが。自分の音域とは違うところをいかなきゃいけないから。まあいい勉強になってますよ。
ゆう子:でもさ、だってさ。毎回さ、音域広い曲!じゃん!毎回!
健太:まあーね。
ゆう子:毎回必ずさ、低いところから始まっても絶対上に行くじゃん!
健太:行く時もありますね。まあそれはある程度は。NightOwl的な曲を作るときはそれ見越してるかな。
ゆう子:そうなんだ。
健太:音域広い曲作った方が良さが出るっていうのはあるし、逆に真ん中くらいに集めちゃった曲とかもあるし。一応ユーコちゃん仕様を考えての曲になってますよ。大体。
ゆう子:結構難しいんだよ。
健太:いや難しいっすよね。
ゆう子:ほんとに。
健太:ま、でもauroraはほんといい感じ。うちらを代表する曲になりましたね。
ゆう子:そうですね。ー高くてごめんネって話だ。
健太:大丈夫です。頑張ります!
ゆう子:(笑)
健太:もっと頑張ります!
ゆう子:(笑) あそこの大サビはね。ライブの時も好きだったけどね、CDになって豪華になりましたね。
健太:はい、いい感じになりました。
ゆう子:ありがたい。
健太:ほんと、バンドのメンバーがご機嫌な演奏をしてくれているから、
ゆう子:まあー、素敵。
健太:ねえ。こんなにも綺麗に色付けしてくれるんだってね。
ゆう子:ほんとに。
健太:ね。
ゆう子:もうね。「タタンタタンタンタン(※イントロのドラム)」がくるもん。
健太:タタンタタンタンタンがかっこいいもんね。
ゆう子:タタンタタンタンタン、チャチャっ!が、キタ!!って感じだよね。
健太:そうねえ〜。
ゆう子:いい感じなんですよ!

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